shirochoco’s diary-しろちょこブログ-

仲良し夫婦と、息子ちゃんの成長と、日常の記録。

結婚前に知っておくといいかもしれない話


☝︎しろちょこです♡笑



少し真面目なお話?


以前に、仕事先の50代の女性の方から聞いたお話です。

「私はお嫁に行く時、『嫁に行くってことは、実家の庭のゴミを勝手に拾ってはいけない人になるってことだ』って教わったよ。」


これはどういうことかというと、
他人の家の敷地内にあるものを、その家の主に声をかけずに触れるということは、タブーですよね。
お嫁に行く(嫁ぐ)ってことは、実家とは違う家庭の人間になるということ。
(言い方を変えると、違うお墓に入る人間になるということかな。)
だから、いくら実家だとは言え、別の家に所属している人間であるのだから、他人としてのマナーをわきまえなきゃいけない。

だから、実家の庭にゴミが落ちていたとしても、
それを勝手にゴミと判断して拾っちゃいけないよ。
ということ。

お嫁さんになって、苗字が変わるって、そういうことなんだと。


うちの父親も、姉が結婚してお嫁さんに行った時に、姉が家庭のことで困ってそうなのをわかっていながら、
「(お嫁に行ったんだから)○○(姉)自身の方から俺たちに直接頼って来ない限り、俺たちは手を出しちゃいけないんだよ。」と、姉夫婦に自ら干渉することがありませんでした。

当時は正直、なんだか他人になっちゃったみたいで冷たいなぁなんて思ってしまったこともあったけれど、
正にその通り、他人の家の人間になった、ということなのだ、と今は納得できる。
嫁の両親の立場で、でしゃばっちゃいけない。と、自制していたんだ。ということがわかります。
(もちろん自分の子どもだし、実家だから、姉自身がSOSを出してきたら父も母も拒否はせず出来る限りのサポートをしていたはず。)


他にも、周りの50代以上の方から近しいような話をよく聞きます。


今は核家族化が進んだことなんかで、だいぶ家族の在り方や価値観が変わってきていて、
上記の考え方は、古い、と言ってしまえば、そうなのかもしれないけれど、
事実として色濃く残っている風習でもあります。(地方や田舎は特に。)

そういった自分が知らない上世代の方々の考え方がある事を知っておけば、
実の両親や、義父母さんとのすれ違いや、
「こんなはずじゃなかった…」と思うことを、回避できるかもしれませんね。

またそういった世代の方々も、こんな常識も知らないの?と思わず、それを知らない若い世代の子達に、ぜひ教えてくれたらいいなぁ。なんて風にも思います。

私が聞いたのは、結婚してからですが、知ることができて本当によかったなぁと思うお話でした。